浜中 香織
HAMANAKA KAORI山とりんご畑に囲まれて育つ。両親が教員だったため自然と教員を目指していたが、高校で人と話すことが辛くなる時期があり、子どもたちに毎日授業を教えるのは向いていないと大学卒業後は民間企業へ。イベント運営会社にて、テント1張のイベントから1万人以上がくる成人式の現場までを約10年経験し、2020年に退社。学びと社会をつなぐことをやりたい、とボランティアやセミナーに参加する中、キャリア教育を知る。キャリア教育コーディネーター資格取得の過程でアスリードを知り、スクラムメンバー（正会員）に加入。双子の母でもあり、現在はフリーランスとして活動中。
「どんなことをやりたいですか？何に関心がありますか？」
アスリードで仕事をする前に聞かれて、言葉に詰まりました。
自分のやってみたいことはあったけど、それを言ってもいいんだ、仕事にしてもいいんだと確信がなかったから。
言葉にしてみたら、思ってることがうまく伝わらない、知識も経験も足りないと焦燥感も感じたし、一方で同じようなことを考える人とつながり、一緒に仕事をできることが増えました。
今も半分は自信がないけど笑、やりたいことをやれる幸せを感じるし、
成長しなくちゃ、稼がなきゃと頑張るモチベーションにもなっています。
この社会はたくさんの人の“仕事”で成り立っているから、
テレビや新聞に出る人、本になる人だけがすごいんじゃない、
身近な大人の本気、仕事を中高生に知ってほしい、社会の一端に触れてほしい、そうやって自分も社会を担っていくんだと体感してほしいと思っています。
そして勉強に励む、あるいは勉強を「やらなくちゃいけない」と思っている中高生には、
今から
「どんなことをやりたいですか？何に関心がありますか？」
という問いを投げかけたい。
やりたいことがなくても、「どうありたいか、どう生きたいか」でもいい。
答えが出なくても、それを考え続けることが幸せな生き方につながると思うから。
自分が納得できる生き方ができれば、みんな幸せになるんじゃないかな。
そんな風に思って“キャリア共育”の場を増やしたいと思っています。