横浜総合高校で、昨年度から支援をさせていただいている2年生向けのプログラム。

「“働く”ということ、“仕事”というものに、なかなかふれる機会がなかった生徒たちなので、体験のなかからキャリアについて学べるような時間を提供できないか」

という先生方のご要望をうけ、今回は業種や職種の異なる2社の仕事体験と、社会人との対話ができるプログラムを実施しました。

工事現場の墨出しや鉄筋の結束、鉄骨の組み立て、重機の操縦など体を動かす仕事では、

「数センチの誤差も許されない緻密な作業のおかげで安心して過ごせていると知った」
「楽しかったし、完成した嬉しさを感じた」

営業の価格交渉や電気回路図の作成、廃棄物の分別や人材のマッチング・教育プログラム企画など自分で考えアイデアを出す仕事では、

「仲間と一緒に考えて発表するのが良かった」
「学べる事が多く、将来への選択肢が増えたと感じた」

といった声があがりました。

 

進路への不安は誰にでもあるもので、完全に消えることはないのかもしれません。それでも今回、

「営業や建設業など、聞かれたら自信がないなと思う業界も面白そうだと自信がついた」
「助け合える、一緒にやっていく仲間が居る、というのが見えた」

などなど、それぞれ体験から得られたものを糧にしてくれた生徒が多くいました。

今回はアスリードも登壇企業として参加しましたが、毎回試行錯誤をして登壇してくださる企業の皆さま、サポートしてくださるファシリテーターの皆さまあってのプログラムだと実感…！！

そして、生徒のみんながまったくふれたことのない仕事にもチームで果敢に挑戦し、自分のアイデア、意見を出して協力し合う姿が印象的で、大きなパワーを感じました。

そして、常に生徒に寄り添い一緒に楽しんでくださった先生方の姿勢にも、若者支援を行ういち大人として、学ぶことばかりでした。

 

世の中には色々な種類の仕事があります。

そのどれか、一つでも、自分がやっていて“難しいけど面白いな”、“しんどいけど充実感あるな”、そんな風に思える仕事に出会ってほしいですし、“この人たちとなら頑張れる”と信頼できる会社、大人に出逢ってほしい。

そのために地域社会としてできることを、一歩ずつ積み重ねていきたいと思います。

ご協力いただいた方々に、改めまして感謝申し上げます！ありがとうございました！！