もうすぐ発行!『みらい百花02』 印刷現場に潜入!!
アスリードが制作・発行するキャリア教育支援誌『みらい百花』。
今年も年明けからzoomでの取材をスタートし、怒涛の編集期間を終え、いよいよ完成間近!!
本日は、この『みらい百花02』の印刷の様子をご紹介します!!
ここは、今回印刷を担当してくださった株式会社ウイル・コーポレーションの関東第一工場。
千葉県の成田空港にほど近い工業団地の中に、大きな印刷工場が現れました!
今回『みらい百花02』を印刷するのは、この巨大なオフセット輪転機!!
巨大なトイレットペーパーのような印刷用紙に連続して高速で印刷していくのです。
オフセット印刷は数ある印刷方式のなかでも、大量に同じものをつくっていくのに最適。
皆さんが普段からよく手に取る新聞やパンフレット、折り込みチラシなどの多くは、このオフセット印刷でつくられています。
みらい百花で紹介している色々な仕事の鮮やかな写真も文字も、実はすべて
「墨(ブラック)」「藍(シアン)」「紅(マゼンダ)」「黄(イエロー)」
という4つの色から創り出されるというから驚きです…!!
印刷ユニットには、それぞれインク、水、ページごとの印刷版のローラーが内蔵されていて、ゴムでできたブランケットとよばれる転写ローラーが紙にふれて色をのせていく仕組みになっています。
「印刷に水を使うの?」と驚きましたが、印刷版は色をのせる部分にだけインクがつくよう、それ以外の部分にはインクを弾く水をつけているのだそう。印刷って、化学だ…!!
徐々に色が載っていき…カラフルな表紙が姿を現します!!!
インクがのって、ちょっと湿った感じ。
ここから、高温で乾燥&冷却と機械のなかを通して、インクをしっかりと紙に定着、なじませていきます。
紙をピンと張って送り出し、ページごとにカットや折りといった加工を施していきます!!
印刷の途中にも、印刷や仕上がりの具合を見ながら機械をチェック。
常に人の手で機械の調子を確認しキレイな環境を保つことで、クリアな印刷物が作り続けられるのですね…。
印刷できたらそこで終了ではありません。
「写真の色味はどう?」「ちょっと赤みがつよいかな?」「折りはズレてない?」
さらに各印刷ユニットのインクの量などを調整します。総工場長の“職人”の背中、カッコいいですね…!!
最後は、指定の数量にまとめて次の工程へ…。自動化され、機械のアームが表紙を続々と運んでくれています!
すべてのページの印刷が済んだら、製本へ…。またその工程は、次号!!
★★★
印象的だったのは、印刷機でダイナミックに量産しながらも、給紙や色合いの調整、仕上がりのチェックは、細やかな人の「手」と「目」で行われているということ。
「印刷工場の仕事は、印刷機に紙をセットする給紙の作業から始まる。簡単に見えるかもしれないけれど、この作業がしっかりできていないと、印刷中に紙が切れてしまったりすることもある。どんな仕事も、最初の工程がものすごく大事だということを、若い世代にも伝えるようにしています」
勤続18年の総工場長の言葉に重みを感じ、中高生に働く大人たちの“人生ドラマ”を伝えるこの冊子もまた、働く大人たちの日々の努力と熱意によってつくられているのだということを改めて実感しました・・・!!
発行までもうすぐ!!
印刷工場の皆さん、引き続きどうぞよろしくお願いいたします…!